FP&Aとは

海外の先進企業では、経営の意思決定を支える機能として「FP&A」という部門がCFOの傘下として確立されています。特にデジタル化によって月次決算プロセスや月次報告書が自動化されていく中で、「FP&A」という機能こそがCFO組織における重要な仕事というトレンドにあります。

「分析、予測、計画の策定、業績報告といった業務を通じて、経営や事業の意思決定プロセスに貢献する」というのがFP&Aの主な業務で、日本では経営企画部門や社長室でその機能を担っているケースや、経営管理部門、または事業部の企画・管理部門で行っているケースなど様々であるのが実情です。

しかしながら、海外先進企業のFP&Aは、 “管理会計”、“企業財務(コーポレート・ファイナンス)”や“事業戦略”すべての知識をベースに持つ専門家が将来の戦略を数字でマネジメントし、実践しているところにその強みがあり、限られた実務経験をもとに属人的な手法で進めている多くの日本企業との決定的な違いと言えるでしょう。

新着情報

2024/06/11 NEW!
『FP&A研究会 2024』のご案内を公開致しました。詳細はこちら

2024/05/22
FP&A(経営企画スキル検定)公式サイトをリニューアル致しました。

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FP&Aとは

海外の先進企業では、経営の意思決定を支える機能として「FP&A」という部門がCFOの傘下として確立されています。特にデジタル化によって月次決算プロセスや月次報告書が自動化されていく中で、「FP&A」という機能こそがCFO組織における重要な仕事というトレンドにあります。

「分析、予測、計画の策定、業績報告といった業務を通じて、経営や事業の意思決定プロセスに貢献する」というのがFP&Aの主な業務で、日本では経営企画部門や社長室でその機能を担っているケースや、経営管理部門、または事業部の企画・管理部門で行っているケースなど様々であるのが実情です。

しかしながら、海外先進企業のFP&Aは、 “管理会計”、“企業財務(コーポレート・ファイナンス)”や“事業戦略”すべての知識をベースに持つ専門家が将来の戦略を数字でマネジメントし、実践しているところにその強みがあり、限られた実務経験をもとに属人的な手法で進めている多くの日本企業との決定的な違いと言えるでしょう。

FP&A機能の強化に向けた取り組み

財務のプロが組織している米国最大の団体AFP(Association for Financial Professionals)が、米国企業のみならず世界の先進企業で活躍するFP&A分野の実務家を対象にフィールド調査を行い、FP&Aの業務とは何か、それに求められるスキルは何かを体系化し、2014年にFP&A資格(Certified Corporate FP&A Professional)プログラムを開発しました。

FP&A資格(Certified Corporate FP&A Professional)の詳細はこちら(英語)

日本版FP&Aプログラム開発プロジェクトの開始

日本CFO協会は、AFPの協力を得てこのFP&Aの教育プログラムの検討会を2019年7月に開始しました。

様々な業種の日本企業の経営企画・経営管理の実務家16名からなるワーキンググループを組織し、AFPの教育プログラムをもとに全16時間の検討会を開催しました。FP&Aプログラムの日本企業への導入に向けた有効性が認められ、日本企業の実態を踏まえた補足内容も取り入れた日本版FP&Aプログラムの開発が具体的にスタートしました。

その後、日本版FP&Aプログラムの日本企業への適合性や妥当性をを検証することを目的に、2020年5月・6月に「FP&A研修講座(パイロット版)」を実施し、212社から227名のFP&A領域に従事する実務家の方々にご参加を頂きました。このパイロット版の研修講座における受講者の様々なご意見やご要望を取り入れることで、この度日本版FP&Aプログラムの開発が進められました。