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検定試験

連結決算実務検定

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連結決算実務検定とは

renketsu_kessan_photo01M&Aや海外への事業投資などの加速に伴い、投資家や金融機関による企業の連結財務データへの要求レベルはますます高まっている一方で、連結決算をとりまとめる親会社或いは親会社への連結決算用財務データを作成するグループ子会社における、業務レベルや組織体制面のマネジメント力の脆弱さが指摘されています。
こうした状況を踏まえ、一般社団法人日本CFO協会は、2016年3月に親会社・子会社それぞれの「連結決算実務」に特化した検定試験の開発に向けたパイロット・テストを実施し、その成果をもとに新しいサービスとして「連結決算実務検定(CAP)」を開始いたしました。

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連結決算実務検定のパイロット・テスト

2016年3月に本検定の有効性・実用性を実証するパイロット・テストを行いました。

パイロット・テスト結果概要
37社の企業に参加頂き試験結果に関して統計的に分析を行った結果、本検定の試験問題の信頼性は非常に高く、実務能力評価の試験として有効であるとの結果が出ました。各試験の受験者数及び試験結果の概要は以下の通りとなります。
(連結コース/単体・子会社コースとも50問ずつ、各50点満点)

単体・子会社コース 連結コース
受験者数 154人 148人
平均点 29点 32点
最高点 47点 48点

検定の特徴

合否判定する検定ではなく、実務能力を”業務単位ごと”に判定したスコア・レポートを発行します。
※オフィスや自宅でいつでも受験が可能なインターネット試験であり、本人確認や適正な受験であるか
確認がとれないため、公式な成績証明書の発行はできません。

検定科目(全2コース)

連結決算実務検定(連結コース)
連結決算を行う親会社における連結決算業務を範囲とした検定

 出題範囲:
連結の範囲/連結決算日/会計方針の統一/レポーティング・パッケージ/債権債務/収益費用/
棚卸資産未実現/固定資産未実現/貸倒引当金/その他調整/資本連結・のれん/取得関連費用/
段階取得/総合問題

連結決算実務検定(単体・子会社コース)
連結決算用の財務データ(レポーティング・パッケージ)を作成・報告する子会社における
単体決算業務を範囲とした検定

 出題範囲:
金融商品/減損会計/資産除去債務/税効果会計/貸倒引当金/退職給付/
子会社レポーティング・パッケージ

実施要領(各試験共通)

実施期間 二期制受験となります
上期:5月1日~9月30日
下期:11月1日~3月31日
申込受付期間 上期:4月1日~9月28日
下期:10月1日~3月28日
実施形式 インターネット試験(オフィスや自宅で受験ができます)
出題形式 マルチプルチョイス形式
試験時間 60分(連結コース、単体・子会社コースともに60分)
問題数 50問(連結コース、単体・子会社コースともに50問, 100点満点)
試験結果 業務単位ごとにスキルを判定したスコア・レポートを、試験終了時に発行します。
受験料 5,500円(連結コース、単体・子会社コースともに5,500円)
※連結コース、単体・子会社コースのセット受験の場合、8,800円
※法人会員は定価の2割引、個人会員は1割引で受験ができます。
再受験規定 規定無し(何度でも受験ができます)

※インターネット試験ご利用について

1)受験の進め方

・各受験者に受験の際に必要な「受験ID・パスワード」をご注文御申込者(窓口管理者)様の
E-mailアドレスへ電子メールにてお送りしますので受験者への配布をお願いします。
・試験画面の操作など「受験要領」はこちらになります。

2)ご利用推奨環境

・OS:Windows 8.1、10、11
・ブラウザ:Microsoft Edge 最新版、Google Chrome 最新版
・通信速度:5Mbps以上の安定した回線をご利用ください。
・JavaScript:有効にしてください。

3)稼動及び操作確認のためのデモンストレーション

当試験用システムの稼働確認及び操作確認のためのデモンストレーションを行うことができます。
現在ご利用のパソコン環境における当試験システムの稼働状況及び操作方法を確認することができます。

(実施方法)
下記のURLよりデモンストレーション用サイトを開く
https://www2.cbt-cloud.com/universal/environment/

「スタート」ボタンを押すと試験時同様の「デモンストレーション」画面が開くので、指示に従いデモンストレーションを開始する。
デモ用の四者択一問題(4問)について、順番に解答を進める。

※試験画面の操作方法は上記に掲載しております「インターネット試験「受験要領」の2ページ目をご参照下さい。
全て解答し試験終了をすると「デモンストレーションは正常に終了しました。」というメッセージが表示されるので「閉じる」を押してデモンストレーションを終了する。

お申し込み

結果判定

試験結果は、 各コース別に「スコア」「業務単位別実務能力判定」「実務総合力判定」の3つの形で
フィードバックいたします。

「スコア」:総得点(合計点)

「業務単位別実務能力判定」:業務単位別の実務能力判定
債権債務、収益費用といった各業務単位別に、以下のAからCの3段階で判定します。

レベルA 独力で業務を進めることができ、また他者の業務のレビューを行うこともできる
レベルB 一定のサポート若しくはレビューを受けながら業務を進めることができる
レベルC 知識・経験が不足しているが、全面的なサポートを受ければ業務を進めることができる

「実務総合力判定」:業務単位別能力判定結果に基づく総合力判定
業務単位別実務能力判定に基づき、実務総合力を以下の3段階で判定します。

リーダーレベル 業務全体を取りまとめて、決算チーム全体をリードすることができる
中堅スタッフレベル 特定の業務を取りまとめて、当該業務のスタッフをリードすることができる
スタッフレベル 上位者のリードのもとで業務を進めることができる
【ご参考】「業務単位別実務能力判定」および「実務総合力判定」のロジック

業務単位別実務能力判定
レベルA:当該分野の問題を全問正解、
レベルB:当該分野の問題を1問のみ不正解
レベルC:当該分野の問題を2問以上不正解

実務総合力判定
「業務単位別実務能力判定」のレベルの合計数に応じて、3つのレベルに分類。
リーダーレベル:全ての業務単位別実務能力判定で「A」が8割以上
中堅スタッフレベル:全ての業務単位別実務能力判定で「A」「B」の合計が8割以上
スタッフレベル:上記2つのレベル以外

パイロット・テストに参加した企業からの推薦メッセージ(企業名五十音順)

エーザイ株式会社
検定の内容は基礎レベルのものであったが、連結決算一連の手続きにおける強み・弱みを明確にし、効果的な研修につなげることができるという点で、非常に有用なツールである。また、連結決算スキルの向上という点では、検定だけでなく業務別に勉強しやすい教科書や講座があると便利だろう。

日野自動車株式会社
実務を行っていないと解けない問題となっており、担当者との実力と試験結果との相関性が非常に高かった。現在活用しているFASS検定の様な広範囲な業務に対する試験とは別のタイプとして有効であり、子会社の担当にも受験してもらいたいと考えている。

株式会社マキタ
個々のモチベーションを尊重し、スキルアップのために活用していきたい。
何を参照すれば業務を進めることができるかがわかっていることも現場では重要なので参考書等の閲覧をしてもよいという検定にするのも一案ではないか。子会社の方々に受けてもらうには、当社は海外子会社がほとんどでもあり、受験させる動機付けなど(査定には使わない等)工夫が必要と感じている。

ユニ・チャーム株式会社
結果の分析から、実務経験や判断力が反映されたバランスのよい出題であった。子会社の中に親会社向け出題の高スコア者がいるといった発見もあった。結果は、分野別得点率をレーダーチャート形式でフィードバックし、グループ平均との乖離を示すことで各自の強みと弱みの把握に繋げた。今後の活用に向けては、受験後のフォローのための解答解説の充実が望まれる。中途採用者の実力把握手段としても有効と考える。

横河電機株式会社
まずは本社スタッフのみで参加したが、親会社向け、子会社向けの両試験とも実務経験が無いと解答できない問題で、結果を見る限り受験者のスキルを明確に示すものであった。
各社“共通”の実務スキルと各社“固有”の実務スキルが存在すると仮定した場合、前者の実務スキルの気付きに最適な試験である。学習ツールがあれば、連結実務スキルの更なる向上に有効であり、スキルアップの確認のため年に一定回数の受験も検討したいと考えている。

サポーター

以下の企業にサポーターとして本検定試験を応援いただいております。

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よくあるご質問

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